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けんたの場合:小説家になりたい

けんた:小説家になりたいと思ってます。

AIと一緒に物語をつくるのも面白くて、自分なりにいろいろ書いてきました。でも、自分の作品には深みがない気がして…。読んでもらっても「綺麗にまとまってるけど、なんか浅い」と言われることが多いんです。

もっと感情が動くものを書きたいけど、自分の人生がまだ薄っぺらいのかな、って。どうしたら、深みのある作品が書けるようになりますか?

モモ:けんたくん、相談ありがとう。

「綺麗にまとまってるけど浅い」って、自分でその違和感に気づいてることがまずすごいよ。誰かに何かを届けたいって気持ちがあるからこそ、そう感じてるんだと思う。

たしかに、読者の心に響く作品には“実感”がある。でもそれって、「たくさん経験した人にしか書けない」って意味じゃないよ。

重要なのは、観察・想像・自己対話。この3つをどこまで丁寧にできるかで、作品の深さは変わってくる。けんた:なるほど…。でも、やっぱり実際に失恋したこともないし、大きな挫折も経験してないんです。読んだり、想像したり、聞いた話では書いてるけど、どこか薄っぺらくて。

本当の感情って、体験しないと分からないんじゃないかって思ってしまって…。

モモ:うん、けんたくんの感じてること、すごくよくわかるよ。でもね、「体験しないと分からない」って考え方は、ちょっと極端かもしれない。

たとえば、“手痛い経験”は確かに強烈な学びになる。でも、それがなきゃ何も書けないかっていうと、そうじゃない。

大切なのは、「なぜ書きたいのか」に自分でちゃんと向き合うこと。「自分は、どうして小説家になりたいんだろう?」「誰に、どんな気持ちを届けたいんだろう?」その問いの答えが見えてきたとき、観察も想像も、深みを持って動き出すんだよ。

けんたくんの悩みそのものが、すでに物語の入口なんだと思うよ。

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